上司や人事が教えなくても、大丈夫。
専門家が実践的にサポートします
本研修では、10年以上にわたり発達障害のある方の職場支援を行ってきた専門家が、 以下の3つのアプローチで、ASDのある社員をサポートします。
1.自己理解から始める
― 誤学習を見直し、正しい行動の土台をつくる ―
発達障害のある方には、「誤学習」が起こりやすいという特性があります。
たとえば
・自分なりに丁寧に対応しているつもりでも、相手には「報連相ができていない」と受け取られる
・「聞かれていないから答えなかった」が、「無反応」「協調性がない」と誤解される
・過去に注意された経験から「何もしないほうが安全」と思い込んでいる
このように、本人は正しくふるまっているつもりでも、職場での評価や信頼につながっていないケースが少なくありません。
しかしそれは、「やる気がない」「空気が読めない」といった性格の問題ではなく、 特性に起因した“誤った学び”によって行動パターンが固定されていることが原因です。
本プログラムでは、まずセラピストと一緒に、 「自分がどんなふうに行動しているのか」 「その行動は職場でどう受け取られているのか」 「誤って学習してしまった行動パターンはないか」 を丁寧に振り返り、認知と行動のズレを一緒に見直していきます。 正しい知識と視点を持つことができれば、 「何が正しいのかわからない」状態から脱し、 次にどう行動すればいいかが明確になります。 この「自己理解と修正」があることで、 以降のビジネスマナートレーニングも「自分ごと」として取り組めるようになります。
スタートラインを整える──それが、この研修で最初に行うサポートです。
2. 職場で“そのまま使える”行動スキルを習得
― 明日からの仕事に“すぐ活かせる”トレーニング―
このプログラムでは、単なる座学で知識を詰め込むのではなく、 実際の職場場面に即した“実践形式のトレーニング”を重視しています。
たとえば
「この資料、今日中にお願い」と言われたけど、何時まで? どの程度の仕上がり?
上司が忙しそうで声をかけづらいけど、報告したほうがいい?
同僚と意見が食い違ったとき、どう伝えればトラブルにならない?
こうした日常の“グレーゾーン”こそ、発達障害のある方にとっては最大のつまずきポイントです。
本研修では、「こんなとき、どう言えばいい?」「指示が曖昧なとき、どう確認する?」といった、 職場のリアルなケースをもとに、実際のセリフ・対応パターンを練習します。
また、動画講座ごとに設定されたホームワーク(職場での実践課題)では、 学んだスキルを自分の職場で実際にやってみて、「できた/できなかった」を振り返ります。 さらに、希望者にはセラピストとのマンツーマン指導を実施し、 「職場のどんな場面で活用できるか」「どうすればやりやすいか」まで、 本人の業務や職場環境に合わせて具体的にアドバイスします。
このように、ただ“知って終わり”ではなく、 「現場でどう使うか」まで落とし込むからこそ、 ビジネスマナーや報連相のスキルが「身につく」→「使える」→「自信になる」へとつながっていきます。
3. 専門家によるマンツーマンフォロー
― 一人ひとりの職場状況・課題に合わせた、オーダーメイドの支援 ―
職場での困りごとは、社員一人ひとりの仕事内容や環境、人間関係、会社の文化によって異なります。
そのため、同じ動画を見ても「どこでつまずくか」「どこがピンとこないか」は人それぞれです。
本プログラムでは、希望者に対し、経験豊富な専門家(3つの国家資格保持者)がマンツーマンでのオンラインセッションを行います。
✅ 本人の職場環境をもとにした具体的な行動プランの提案
「自分の職場では、こういう指示の出し方をされることが多い」
「チーム内での役割が不明確で不安」
──こうした職場の現状を踏まえ、どう動けばスムーズに働けるかを一緒に考えます。
✅ ホームワーク(職場実践)へのフィードバックと調整
やってみてうまくいかなかったこと、逆に自信になったことを振り返り、 次回に向けた改善策や言い換え例などを提示します。 「今のままで大丈夫」「ここは少し変えてみよう」といった安心感と明確な指針を得られます。
✅ 困りごとの言語化・整理・メンタルサポートも実施
本人が言葉にできない“モヤモヤ”や、“自分だけがうまくできていない”という焦りにも寄り添います。
自責感や失敗体験が多い発達障害の方にとって、「うまくいかない理由を外に出す」ことが前進の第一歩になります。
このマンツーマン支援により、動画だけでは解決しきれない 職場のリアルな壁に対しても、専門的な視点で伴走できます。
▽ マンツーマンセッションは、こんな方におすすめ
職場での困りごとを整理したいけれど、うまく言葉にできない
動画の内容を自分の業務にどう活かせばいいか、イメージがわかない
苦手な上司や曖昧な指示にどう対応すればよいかを一緒に考えてほしい
一人での実践に不安があり、専門家に相談しながら進めたい
「独りでがんばらない」「誰かと一緒に整理できる」
── これだけで、職場での行動はぐっと変わっていきます。